本日で、介護のお仕事を卒業しました。
12月31日までは籍を置いてますので、
来年元日から、ドッターとして開業することとなります。
職員の方々はもちろんのこと、
利用者の方々にも一人ひとり挨拶をして回り、
たくさんの祝福を頂きました。
「あんたがいなくなるのは寂しいけど、やりたいことやるんならいいことだ。
まだ若いんだし、がんばれ!」
「あなたが来るのを楽しみにしてたんだ。あなたがいなくなると思うと死にたくなる。
でも、あなたの人生だもの、引き留められないもんな。忘れねがらな。私もがんばるがらな。」
「あれー、おもしぇぐね…! ここさくれば優しいあんたがいると思って楽しみにしてたのに。
でも、しかたないんだな。今までありがとうな。」
「あれー、いたましい… 頼りにしてたんだで。もし町で会うことがあったら、声かけるから!」
「(号泣しながら)おもしぇぐねー! 最初から知ってる人いねぐなる! でも、まだ若いからな! しかたねんだよな…がんばってください…!」
「おー! それはおめでとう! 自宅でできる仕事なんて、環境が良くて最高だな!
何より、健康が第一だ! 体に気をつけてな!」
等々、心に残る言葉がたくさん。
介護員として決してセンスのいい職員ではなかった、と思う。
優しいだけじゃなかったし、時にはイライラして大きな声を出したり、ケンカになった利用者もいたりして。
それでも、こうやって惜しまれて送り出してくれるのを見ると、
少しは信頼される介護員だったんだろうか、と。
この7年間積み上げてきたものは無駄ではなかったんだな、と、救われます。
母を亡くした時の心の穴は、もうすっかりなくなりました、というか、埋めてもらいました。
思えば、そのためにこの仕事に就くことが必然だったのかもしれません。
多くを学んだ、多くの出会いがあった7年間でした。
かけがえのない友人もたくさん増えました。
これから独立して、やっていけるかは不安ですが、
背中を押してくれたみんなの思いを忘れずに、
誇りをもって生きていこうと思います。
本当にお世話になりました。
ドッターとしての奈託(七竜)を、どうかよろしくお願いします。
[8回]